- せいちょう
- I
せいちょう【声調】(1)ふしまわし。(2)音節の構成要素である高低昇降のアクセント。IIせいちょう【征鳥】鷹・隼(ハヤブサ)など猛禽(モウキン)の類をいう。IIIせいちょう【性徴】男女・雌雄を区別しうる形態的特徴。 生殖腺とこれに直接付随する器官とを第一次性徴, それ以外で男女・雌雄の判別の手掛かりとなる事柄(例えば, 声帯の違いによる声質, 乳房の大小, ライオンの雄のたてがみなど)を第二次性徴という。 婚姻色などを第三次性徴として分けることもある。 性形質。IVせいちょう【成長】〔古くは「せいぢょう」とも〕(1)(人・動植物が)育って, 大きくなること。 一人前に成熟すること。 大人になること。
「子が立派に~する」
(2)物事の規模が大きくなること。「~産業」「経済~」
(3)個体・器官・細胞の形態的あるいは量的増大を伴う変化。 環境条件によって一定の限度があるが, 高等植物では限られた部分では一生つづく。 細菌学では個体数の増加, 生態学では個体群の増加にも使われる。 生長。Vせいちょう【成鳥】繁殖できる年齢に達し, 成長に伴って羽色が変わらなくなった鳥。 多くの小鳥は一年であるが, 数年かかる種もある。VIせいちょう【政庁】政務を取り扱う官庁。VIIせいちょう【整腸】薬剤や食品によって腸の消化・吸収・運動などの機能が円滑に行われるようにすること。VIIIせいちょう【整調】(1)調子をととのえること。(2)ボートで, 舵手(コックス)のすぐ前にいて, 他の漕手の調子をとる者。 ストローク。IXせいちょう【正丁】⇒ せいてい(正丁)Xせいちょう【正調】正しい調子。 民謡ではこの唄い方が正統であるという意味に用いる。XI「~江差追分」
せいちょう【清帳】(1)江戸時代, 清書された帳簿。(2)「清帳紙」の略。XIIせいちょう【清朝】漢字の活字の書体の一。 毛筆書きに似た楷書体の活字。 名刺・招待状などに用いる。 清朝体。XIIIせいちょう【清澄】澄んでいて清らかな・こと(さま)。「~な空気」
﹛派生﹜~ さ(名)XIVせいちょう【清聴】他人が自分の話などを聞いてくれることを敬っていう語。XV「御~を感謝します」
せいちょう【生長】〔古くは「せいぢょう」とも〕(1)(植物が)伸び育つこと。「稲が~する」
(2)(人・動物が)生まれ育つこと。「お芳はいつしか~して, はや十歳となりにけり/当世書生気質(逍遥)」
(3)物事が大きくなること。「生を保つの天性次第に~し/日本開化小史(卯吉)」
(4)「成長{(3)}」に同じ。XVIせいちょう【聖寵】⇒ 恩寵(2)XVIIせいちょう【聖朝】当代の朝廷を敬っていう語。XVIIIせいちょう【青鳥】(1)青い鳥。(2)〔前漢の東方朔が青鳥の飛来を見て西王母の使いだといった「漢武故事」に見える故事から〕使者。 使い。 また, 書簡。XIX「~飛び来たりてはうかんを投げたり/平家 4」
せいちょう【静聴】静かにきくこと。「御~願います」「今まで少しく~せし会民は/経国美談(竜渓)」
Japanese explanatory dictionaries. 2013.